アラフィフ・Webフリーランサーが2018年前半を振り返る。
はじめに
今回のお題は前半戦の総括などを。
ありきたりですが、例年どおりあっという間の半年でしたし、それなりに感じたり学んだりすることがありました。
そこらへんをつらつらかければいいかなと。
僕の基本スペック
アラフィフ、家族あり(カミさんとムスコとネコとネコ)、中古マンション買ったばかし。フリーランス歴はまだ三年未満。
主にWebサイト制作。Wordpressサイト、LP、静的サイト。たまにフロントエンド(CSSとJS)とPHP。
新規だけではなく更新やカスタマイズも結構やってます。
実務経験は20年以上ありますが地方の広告代理店上がりなので、さほどスキルがある方ではないです。
売り上げは?
以前は取引は二社のみでしたが、三月頃から新規の制作会社からコンスタントに取れるようになり、去年よりは行けそうだなという手応えがあります。
まだ勤め人時代の数字には届いていないので、まずはそこを叶えたいです。
仕事は広告代理店や制作会社からの委託がほとんどなので、制作内容や業種は様々です。
以前在籍した会社であったり、そこからの紹介だったりで、営業はほとんどしてません。
三社のみとはいえ忙しい時はかなりアップアップになるので、今のところこれ以上取引を増やす予定はないです。
業務内容は?
フリーランスを始めた頃は、企画、制作、運用まで一気にやれることをウリにしていましたが、今は逆に内容を制作のみに。デザインもやめて開発のみをメインとするように進めています。
理由は開発が一番楽しいから。そして一番効率的に稼げるからです。
デザインは嫌いではないけど仕事が遅いので意識的に避けたり断ったりしています。
企画も楽しいのですがお付き合いや打ち合わせが必然的に増えるのがイヤですね。
僕はそれほどフレンドリーなタイプではないので。
一番依頼が多いのはWordpress関係です。
サーバーインストール、設定、デザインや機能のカスタマイズなど、一通り請け負います。
テーマは既存テーマも使いますが、ブランクテーマをベースにSassやBootstrapなどでオリジナルデザインを落とし込むのもよくある依頼です。
Wordpressはプラグインが充実していて、大抵のことなら低コストでサービスを構築できるのが魅力です。 使ったことがあるクライアントさんも多いので話も早いんですよね。
新しいことにはトライした?
基本的に好奇心は強いので、新しいプラグイン、言語、フレームワークをいじりたがります。
今は理解が曖昧なjavascriptをやり直しています。そしてそれのフレームワークであるVue.jsをよく触っています。
業務内容的にもバックエンドよりもフロントの方が需要がありそうなので(僕の場合は)、もっと理解を深めたいです。
半年前まではガッツリ触っていたRailsはサッパリですね。。。
独自要素を盛り込むとすぐにゴチャゴチャになるWordpressと違い、素に近いところから作っていけるRailsはとっても魅力的なフレームワークで、これでサービスを作りたいという欲求はあるのですが今は沈黙しております。
悪くいえば、目の前の仕事と金に流されている状況です。トホホ。
Wordpress業務もいつかは激減するだろうなという意識はあります。
僕はコーディングも得意分野で、三年前はレスポンシブのLPをガンガン作っていたのですが、今はサッパリ依頼すらないです。
新しいもの、面白そうに感じるものには、最初は好奇心ベースでも構わないので、何かしらかじっておくべきだと思います。
メンタルとか心構えとか。
フリーランスなら誰でも悩む?メンタル問題についてちょっと。
僕は必ずしも自己管理がなっているタイプではないし完璧に締め切りを守れるタイプでもありません。
勤め人を卒業してスタートアップするぜウェイってタイプでは全くなく、大人数が苦手で、むしろ波風少なく生きていきたいタイプでございます。消極的フリーランス、でございます。
フリーランスは、アクティブで、ポジティブで、管理能力が高く、スキル高く、仕事も早くあるべきである。
いや僕全然ですよこんなのムリ。
むしろ、ムリ、って思うところから、なんとかなり始めた感があるです。
ちなみに僕にはムリルールというのがありまして、それはこの三つ。
- できない内容は断る。
- ありえない料金は断る。
- 間に合わない納期は断る。(着手していて、間に合わないと思ったら伸ばして、という)
フリーランス制作者として、この辺をはっきりさせるって大事だと思っています。
「間に合わないから伸ばして」というのは僕も恥ずかしい、ヘボすぎる、と思っていましたが、今はむしろ開き直ってます。そりゃ勿論ある程度は頑張りますよ。
が、無理そうだったら寧ろ正直に言う方が信用されるし、質も保証されると思います。 精神衛生上もこっちが絶対いい。
多重案件 & 無理ゲー納期のストレスは、僕にとってはかなり辛いです(不整脈出そうになる)
次に、決して依頼主ってスキルばかりを求めてはいない、という意識。 乱暴な言い方かもしれませんが、要は求められている依頼内容をカタチにできればいいんです。 手法はどうであってもいい。
ちょっとくらいわかんなくてもググれば必ずヒントはある素晴らしい時代。
コピペとかクソコードかもしれないが動くものを作れればそちらが正義。
無理せず金の力を借りて有料のコードを使ったって大丈夫。
ダメダメな僕の、せめてものポジティブな心構えとしては、とにかく納品することです。
「多少体裁悪くても、どうにかこうにか納めてくれる」ってとっても大事なこと。
ていうかここがゴールだ。
そういうことの繰り返しで、
「●●さんならこの案件をこれくらいの金額で、これくらいの納期で作ってくれそうだ。」
↑こんな評価をもらえるようになったら、もうお得様ゲットなんだと思います。
ちょっとくらい出来がダサくても、ちょっとくらい仕事が遅くても、ちょっとくらいミスっても、大まかな評価がプラスであればいいのだと思います。
完成品を納品する。
これは続けていれば、スキルは必ず上がっていくと思います。
ついでにもう一つ。
4. できない内容に対しては、代案を出してみる。
のはとってもいいチャレンジかと。 「依頼のまんまの仕様は無理だけど、この辺ならできますよ。」というアピールは、すごく好印象だと思います。
かぞく。
最後に。
なんのために仕事をしているのかというお話です。
仕事がたくさんあって、面白くって仕方がないという瞬間があったとしても。
家事をしたり、子どもと接したり、カミさんとおしゃべりする時間は「同等に」大切なもの。
ここを踏み外すと、僕にとってのフリーランスの意味はありません。
時間に融通がきくのであっても、仕事だけに融通をきかせるのは、これは違うかなって思ってます。
クライアントにも融通きかせるくらいの気合いを持って、子どもの運動会とか参加したいのです。
僕はへぼいですがそれなりにコードが好きで、実務時間以外にもちょくちょく触って面白がっています。
が、かぞくがいます。
全ての時間を、自分の喜びのため、技術向上のために使える若い人間には、僕はもう戻れないのです。
だからスキルだけで生き抜いていこうとは、もう思ってません。
かといって経験値だけでやっていけるほど甘いとも思ってません。
忙しかったら徹夜をすれば・・・なんて体力も、もうありません。
そう考えると、先は決して明るいばかりではないかなと。まだまだ工夫しなくちゃいけない。 気力があるうちに。
人生100年とか言われ始めてますが、まだまだ同じことを続けるの?
とか問うてみると正直ゲンナリですよ。
まあそこまでいかなくても、子どもが普通の市民になってくれるまでは、どうにかこうにかしようと思います。そして住宅ローンも!
フリーランスだろうがなんだろうが、僕はかぞくのために仕事をしている、ていう原点だけは、少なくともそこまでは踏み外さずにいたいなと思っています。
長文駄文最後まで読んでくれた人ありがとう。